1973-02-27 第71回国会 参議院 社会労働委員会 第3号
しかしながら、あの当時、御承知のように、GHQがおりまして、戦争に起因する一切の障害、傷痍軍人、こういうもののめんどうは見てはならぬ、一般の傷演者のワクの中で処理すべきであるという非常にまあ強い指導、そういうふうなものの中で今日まで至っておることは御承知のとおりであります。
しかしながら、あの当時、御承知のように、GHQがおりまして、戦争に起因する一切の障害、傷痍軍人、こういうもののめんどうは見てはならぬ、一般の傷演者のワクの中で処理すべきであるという非常にまあ強い指導、そういうふうなものの中で今日まで至っておることは御承知のとおりであります。
それから労災保険の交付金は、そのうち六千万円が事業団の本部の費用に充てられまして、あとの四千万円が看護婦養成、傷演者訓練所等に充てられております。
そのほか診療所が三、傷演者訓練所が二、看護婦養成所が五であります。そのうち建設中のものが一つございます。以上が労災保険関係でありまして、失業保険関係としましては、中央職業訓練所が一、総合職業訓練所が四十三、このうち三十八が現在運営しております。それから簡易宿泊所が十八、そのほかに建設中のものが二、労働福祉館が十一、建設中のものがそのほかに三、臨時宿泊所が一、及び労働者住宅が二であります。
○説明員(村上茂利君) 交付金の内訳といたしましては、ただいま御指摘の看護学院の経費、それから傷演者訓練所の経費、それから労災病院につきましては、まだ未完成の、いわゆる非独立病院につきましての経費を交付金として見ているわけでございます。
御承知のごとく、政府におきましては、労働者災害補償保険事業及び失業保険事業の一環といたしまして、昭和二十四年以来労災病院、傷癖者訓練所その他の労働者災害補償保険施設を、また昭和二十八年以来総合職業補導所、簡易宿泊所その他の失業保険施設の設置及び運営を行なって参ったのでありますが、これらの保険施設は、逐年増加の一途をたどり、現在その数は、未完成のものも含めて、労災病院二十四個所、傷演者訓練所二個所、総合職業補導所二十三個所
この遺族傷演者旧軍人の恩給が文官の恩給よりも低いということはこれは不公平である、どうしてもこれを平等にしなけりゃならぬという思想の上に立ってこれをやっておる、こういうことを申し上げておるわけでございます。
それに関連して、最近、列車内で、自分は韓国人の傷病者である、しかし出往当時は日本人として応召し、日本人として傷ついて傷痍の身となっているが、今日韓国人の身分にされたために、日本から何らの保護を受けていない、日本の傷演者は援護法及び恩給法でそれぞれ援護の道が開かれたにかかわらず、白衣の私は韓国からも日本からも何らの保護を受けておらない、非常に悲惨な状況に置かれていると嘆いて、浄財を集めております。
ドイツでは、会社の従業員のうち、何パーセント以上戦没者の遺児、あるいは未亡人、傷演者を採用しない場合には、罰金を幾ら幾ら科すというような法規かありますが、日本の今日の会社のように、利己主義で、自分の会社がもうけて行くことのみを考えて、いろいろな規定を設けて、人間の余つておる今日でありますから、戦没者の遺族の子供なんかを採用しないということでございましたならば、ますます生活に苦しむわけでございます。
ドイツの例を見ましても、非常に思い切つた年金扶助料が支給されておるのでございまして、昨年までは西ドイツの国費の三分の一の予算、三千八百億という大きな予算をさいて戦長者遺族、傷演者に支給しておるのでございます。本年度の予算は四千五百億というような大きな予算を組まれておるのでございますが、そうして一家族に平均月々二万円の年金を支給し、中産階級以上の生活を保持させておる。
しかしながら、もし文官恩給を一時金に切りかえますとするならば、おそらく政府は、新たに発生する傷演者に対してのみこれを適用して、既得権者に対してはそのまま認めて行くのではなかろうかと想像されるのであります。
これは遺族あるいは傷演者の救護を社会保障制度に近づける考え方で、人によりましては、いろいろフイリピンその他の国国についての賠償の問題等からにらみ合せまして、遺家族援護、傷痕者援護あるいは戦争犠牲者援護というよりは、もう世界各国が着手してどんどん成功しておりますところの社会保障制度にこれを含ませるべきではないかという意見があるのは私も存じております。
それから傷演者の方にやはり義肢義足という補装具、これを四億一千万円ほど計上してございます。それから失明した人々を収容いたしまして、これを職業補導なり医療を加えるという意味で、国立光明寮に増設いたしまして、そこに収容いたします経費が二千五百万円ほどあります。
ただ私が所管大臣として考えておりますことは、今回の戰争犠牲者の援護につきまして、何と言いましてもやはり一番主になるものは軍人軍属の傷演者及びその死亡者の遺族というものが中心になると思います。
参議院としまして考えていることは、先ず遺族の中でも遺児の教育問題、未亡人の問題、第三には六十歳以上の選抜のかたがたの問題、それから傷演者の問題、こういうふうに四段階に分けて、前から非常に熱心に皆さん研究されたわけであります。
(笑声)戰争未亡人、傷演者、寄るべなき老人、貧しき病人への給与に更に一段の努力を希うということであります。殊に同じ敗戰国でありながら、西ドイツの傷演者、戰争未亡人の生活が国家で保障されておるのに、我が国ではいつまでも顧みられないというのは何としたことでございましよう。
○説明員(黒木利克君) 傷痍者の訓練期間中、或いは傷演者に対する医療措置につきましては、すべてこれは生活保護法の医療券の支給によつて行うという考えで当初立案に参加したのであります。